インドろぐ21 〜パスポート紛失ろぐ5、FRROのスマートなお兄さん〜
明日の飛行機の時間には絶対間に合うから安心しな。
大使館を出発して10分しないくらいで、FRROに到着。
FRROでは、オンラインで作成する資料が新たに必要であり、それを作成する必要がある。
FRROの受付でも作ってくれるらしいが、順番待ちなどで時間がかかる。
大使館の方の指示では、代理で必要資料を作成してくれる露店がFRROの敷地外にあるから、そこにまず寄るようにと言われていた。
FRROの建物外には、ジュース屋さんや売店などの露店が並んでいる。
代理資料作成の露店を探していると、端の方に見つけた。
↑poddar serviceという名の店に行くようにと大使館のスタッフに言われていた。
↑実際に発見したのはこんな店。手前にパソコンとプリンターが見える。
露店の男に資料を渡す。
FRROの資料を作り始める。
僕はただ待つだけ。
この時点で、疲労もピークで、具合の悪さもひどかった。
どんどん吐き気が増した。
隣が売店だったので、マンゴージュースを購入。
一気に飲み干した。
男はところどころで僕に生年月日などの確認をとる。
15分ほどで作業終了。
黒い小さなプリンターから書類が印刷される。
プリンターは、インドの土埃舞う外部空間に普通においてあるから面白い。
とうとう、FRROの敷地内へ入る。
まっすぐ進むと、FRROの看板がある。
入り口で荷物検査があり、建物の中へ。
中へ入ったところで、窓口がどこなのか全くわからない。
日本大使館の人には、僕の事情をFRROの1人の職員に伝えてあるらしく、その人に助けてもらいなさいと言われていた。
なので、まずはその職員を探すことにした。
適当な職員に尋ねてみるも、取り合ってくれない。
おいおい、外国人が困ってるんだぞー。助けてくれよー。
そんなこと思ったところで、インド人は動いてくれない。
大使館の人の話では、目的の人物は中2階にいる、と言っていたことを思い出す。
しかし、FRROの建物内は、微妙な長さの階段がいくつもあり、何をもって中2階なのかがわからない。
とりあえず階段を登り、中2階と思わしき階の部屋に入り、職員に尋ねる。
すると、少し待ってくれ、と言われ、対応してくれることになった。
対応してくれる職員は、背が高く、いかにもエリートという方だった。
しばらくして、その職員の方が僕に付いて来いと言って、目的の職員がいる部屋まで案内してくれた。
部屋の前に着く。
部屋の看板には、大使館の方に紹介された職員の名前とHead Quarterの文字。
そう、目的の人物はお偉いさんだった。
その所長さんは、今他の人の対応中だったため、僕を部屋まで案内してくれたスマートな職員の方が対応してくれることになった。
僕のもってる書類に不備がないかを確認してもらう。
飛行機の時間を確認し、これには絶対間に合うから安心しな、と言ってもらった。
一通り目を通した後、明日の9:30以降に来い、とだけ言われた。
よかった。
これで今日のミッションは終了だ。
明日の朝、また来れば出国許可証を受け取れる。
具合の悪い中、よく頑張った自分!
肩の荷が降りた青年は、軽い身体でFRROを出た。