ゆるろぐ -Urbanisme Log-

建築、都市を学び、生業とするわたしのことだま。

映画ろぐ2 〜『15時17分、パリ行き』危機に瀕した時は行動を起こせ〜

誰かのために生きることができる。 

 

15時17分、パリ行き/The 15:17 to Paris』は、実話を元にした映画である。

アムステルダムからパリへの高速列車に、観光でヨーロッパに来ていた3人のアメリカ人が、列車に乗り合わせたテロリストのテロ行為を阻止する実話である。

 

3人は、小学生の時に出会った。校長室の前で、だ。

そう、校長室に呼び出されるような出来の悪い3人組。

 

3人のうち二人は軍人になる。

そのうち一人は、出来の悪い軍人で、「脱落組」である救助を専門とする軍隊施設で訓練を行うことになった。

 

そんな3人が、夏休みのバカンスでヨーロッパを訪れる。

ローマ、ベネチア、ベルリン、アムステルダム

観光名所を尋ねながら、自撮り棒で写真をとる。

ボートの上で出会った人と、その日限りの観光を一緒にする。

バーで酒をのみ、隣に居合わせた老人と仲良く話す。

 

旅に出れば、誰もが経験する普通のことだ。

 

そして、アムステルダムからパリに向かう高速列車に乗る。

その列車で、テロリストと乗り合わせてしまう。

 

 何も飾られることのない、普通の3人組と普通の生活と普通のバカンス。

普通であるからこそ、テロリストが登場してからのシーンは、妙にリアルだった。

 

何気ない日常で、自分の身に起こったらどうすればいいのだろう。

そんなことを自問自答せずにはいられない。

 

一方で、どんな人間でも、行動を起こせばヒーローになることができる。

誰かのために生きることができる。

勇気が湧く映画だった。

 

この映画を見て、ぼくは感動して泣いた。

出来損ないの主人公に感情移入してしまう構成だったからだろうか。

決して、最後のシーンだけでは感動することはないから、構成がそうさせたに違いない。

 

監督は、クリント・イーストウッドClinton Eastwood Jr.

 

映画をあまり見ないぼくですらよく聞く名前だ。

 

この人なんと88歳。

巨匠である。

 

久しぶりに感動して泣いたいい映画だった。