ゆるろぐ -Urbanisme Log-

建築、都市を学び、生業とするわたしのことだま。

映画ろぐ3 〜しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス〜

Pepole are stupid.

 

画家のモード・ルイスを描いた映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス 』(原題: Maudie)。

 

 

モード・ルイスを演じたのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』で主演を演じたSally Hawkins。まるで、本当にモードルイス本人ではないかと思わせる素晴らしい演技だった。

エドモンドを演じたのは、Ethan Green Hawke。こちらも役柄が良く、何よりもかっこよかった。

監督は、アシュリング・ウォルシュ (Aisling Walsh)。もちろん知らなかった。

 

全体として、舞台となったディグビー郡マーシャルタウンの風景が印象的だった。

 ↑地図で検索すると、アメリカ大陸の東の果てだった。

 

のんびりした雰囲気と、時間帯、季節によって豊かな表情を見せる風景、画家の生涯を描く映画として非常に重要な要素は上手く表現されていた。

 

エドモンドの無骨ながら、思いやりを秘めている姿もよかった。

 

全体として感動する映画だった。といって、感想を書こうと思うと難しい。

 

今一度振り返ってみると、印象に残っているのは、風景の美しさや言葉の美しさ、画の美しさだ。

 

風景は先に述べた通り。

 

言葉は、モード・ルイスの言葉と、エンディング曲の歌詞だ。

モードルイスは、「絵筆と窓があれば幸せ」と語っていた。

特に、窓について次のような美しい表現をしていた。

 

窓の外に広がる自然、その生命の輝きを一つのフレームに切り取って見せてくれる。

 

当たり前のようにある窓。

窓が好きな気持ちは同じだけど、ここまで美しい表現は初めてだ。

 

そして、最後のシーンは、エドモンドがドアを閉めて、部屋が暗くなり、窓と窓辺のモードが絵を描いていた机だけが浮かび上がる。とても美しいと思った。

 

エンディングの曲はyoutubeにあがっていた。

www.youtube.com

 

こちらも歌詞が美しい。

 

ブログ冒頭の”People are stupid.”は何度か映画の中で出てくるセリフで、ある時は人と違うことが悪いことのように、ある時には人と同じでいることがおかしいことのように、同じ言葉が違う意味を持って響いていた。

モードとエドモンドが発するからこそ、大事な言葉として響いた。

 

ということで、あまり内容に踏み込まずに感想を書いたけど、もちろん内容自体もよかった。