ゆるろぐ -Urbanisme Log-

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都市生活屋のブログ

インドろぐ20 〜パスポート紛失ろぐ4、日本大使館で帰国のための渡航書の発行〜

ありがとう、sky view hostel

 

証明写真を手に入れて、駅へ向かう。

 
日本大使館は絶妙に行きにくい場所にある。
 
ニューデリー駅から南南西に7kmくらいの距離にあるチャナキャブリ/Chanakyapuri地区にある。
 
地下鉄と徒歩で向かうか、タクシーやオートリキシャを使うかの2択だ。
 
当初の予定では、地下鉄と徒歩で行こうと思っていたが、証明写真が10時からしかやっていないため、今の時点で想定より遅れていた。
なので、タクシーを選択。
 
タクシーは2種類あり、流しのタクシーとプリペイドタクシーがある。
 
後者は、先払いのためぼったくられる心配がない。
 
ニューデリー駅前にもプリペイドタクシー乗り場がある。
そこへ向かうとおっさんが話しかけてくる。
大使館まで行きたいというと、200ルピーと言われる。
もう1人近づいてきた男は、300ルピーという。
すると、さらにもう1人寄ってきて、3人とも300ルピーとわめく。
 
300は高いと思い、地下鉄で行こうと駅の方へ歩き始める。
でも、地下鉄で行くと時間が遅くなる。一刻も早く大使館へ行きたい。
また、タクシー乗り場に戻る。
最初に200ルピーと言ってきた男に再度交渉する。
何なら、パスポートを紛失したことを言い、かわいそうな旅人アピールをしてみた。
すると、200ルピーで交渉成功。
 

タクシーに乗り込む。
今回のインド旅行での初タクシーだ。
なんだかんだ、オートリキシャを利用することが多くなっていたからだ。
やはり段違いに快適だ。
 
駅を出るところで、運転免許証の入った財布を、大きなバックパックに入れてホテルに置いてきたことに気付いた。
気づいて良かった。
 
タクシーの運ちゃんに、事情を話しホテルの近くに寄ってもらった。
 
無事に免許証を持ち、タクシーに乗り込む。
 
快適な運転で25分ほど走り大使館に到着。
 

↑大使館のある地区は、ヨーロッパのようなまっすぐで幅の広い道路で構成される。
 
大使館への入り口は、正面ではなく、横についた入り口からだ。
 
入り口で荷物の検査と、身分証明書を見せる。
そして中へ入る。
 
建物の中は冷房が効いていた。
 
窓口には、日本語堪能なインド人スタッフがいる。パスポートを紛失したこと、パスポートの再発行ではなく、帰国のための渡航書を発行したい旨を伝えると、用紙をもらい、必要事項を書き込むように言われた。
 
名前などの基本情報から、パスポートを失くした経緯なども書いた。
 
先ほどゲットした証明写真を貼り、提出する。
 
日本出国時に買った航空機のチケットはもう間に合わないことを確認され、新しいチケットで行くことに決める。
 
ここで、パスポートのコピーとビザのコピーも必要だった。
 
しかし、僕はビザのコピーを持っていない。
 
スタッフの人が調べてくれるらしく、少し待つ。
 
この後の手続きでビザのコピーがないと手間が増えてしまうようだ。結局、ビザの番号を調べるあてもなかった。
 
スタッフの人に、パスポートを失くす前に泊まった宿はないかと聞かれ、チャンディーガルで泊まったホテル名を教えた。
 
そこに電話して、コピーを取り寄せてくれることになった。
その手があったのか!
 
スカイビューホステルのスタッフの顔が浮かぶ。
 
ありがとう!
 
心の中で叫ぶ。
 
さらに、C formが必要だが、今ニューデリーで泊まっているホテルから持ってきたかを聞かれる。持ってきていないと伝える。
 
すると、そのホテルに電話して、すぐに作るように掛け合ってくれた。
 
その他、書類の発行などもあり、2時間ほど待った。
 
待っている間は、外に出てもいいし中で待っててもいいと言われた。こちらは具合が悪いので、中で待機することにした。
 
大使館の窓口がある部屋の隣には、日本語の本や、日本を紹介する資料が置いてある。
暇なので、日本語検定の本を読む。
国語だけでなく、数学などの科目もあった。
 
また、冷水機があるので、水が飲み放題なのも助かる。
 
長い間待った後、窓口で呼ばれる。
 
渡航書が発行された。その他、次に行く必要のあるFRROで必要な書類をもらう。
 
インド人の女性スタッフから英語で説明を受ける。
 
FRROへは、オートリキシャを手配していただいた。値段交渉もしておいたとのことで、本当にありがたい。
 
そして、FRROに着いてから、すべきこと、助けを求めるべき人の名前などの説明を受ける。
 
出国許可証は、早ければ、明日発行だと言われる。
 
何から何まで本当にありがたい。
 
そして、書類を受け取り、お礼を言って大使館を出る。
 
大使館の外で待つと、最初に対応してくれたスタッフがオートリキシャを捕まえてくれた。
 
先払いして、FRROへ行く。
 

↑FRROまでの地図をもらった

 
ここまで、かなりスムーズにこれた。
問題はこれからだ。
日本語を話せるスタッフなどいない、インド人が働くオフィスFRROへ、いざゆかん。