東京駅に描かれていない4つの干支はどこにいるか
前回、紹介した武雄温泉楼門で区切られた敷地内には、資料館だけでなく、もちろん温泉もある。
▲元湯、蓬莱湯の建物
日帰りで入ることができる大衆浴場は全部で3つある。
元湯、蓬莱湯、鷺乃湯の3つだ。
前者2つは、400円で入ることが可能だ。
汗だくだったので、全部入りたかったが、ひとまず熱めの元湯に入ることにした。
……突然の…アイス…!?
そう、温泉内はもちろん写真は撮れないので、ビジュアルで伝えるものはない。
唯一の写真は、風呂上がりのセブンティーンアイスのみ。
このアイス本当に美味いですよね。
言葉だけになるが、
浴場は天井が高く、設備も新しく快適な温泉だった。
湯船は、木造で適温の風呂と熱い風呂の2種類があった。
湯が熱いことで有名な神楽坂の熱海湯に週一で通っているプライドをかけて、熱い湯船にも浸かってみたが、確かに熱かった。
写真は、以下のサイトに載っているので、見てみて下さい。
元湯がイイ湯すぎて、他の2つに入ることなく、武雄温泉を去ることにした。
▲南から武雄温泉楼門をみる
こちらの武雄温泉楼門について、非常に面白いことを知ったので、共有したい。
武雄温泉楼門は、先の記事で書いた通り、辰野金吾によって設計された。
辰野金吾は、東京駅駅舎を設計した建築家である。
東京駅駅舎の、JR改札は、ホールのような空間になっているが、その天井には干支が描かれている。
▲奇跡的に発掘した写真(4年前に撮った写真東京駅駅舎の天井)。赤色で囲った部分にメダリオンとして干支が描かれている。
写真には、2つの干支しか写せていないが、うまく写真を撮ったとしても12の干支を写真に写すことは不可能である。
何故ならば、天井の真ん中の木造部分を見ればわかる通り、天井の形は8角形なのだ。つまり、東京駅の天井には、8つの干支しかいない。
(そんなこと、この写真を撮った当時は全く気づかなかった…。)
そして、東京駅に描かれていない4つの干支はどこにいるかというと、なんと、佐賀県武雄市、武雄温泉楼門に描かれているというのだ!
めちゃんこ面白くないですか?
ただ、残念ながら、武雄温泉楼門の上階に登らないと、4つの干支を見ることはできない。
上階へ上がるためには、午前中のツアーで入る以外方法はない。
武雄温泉に訪れる人は、ぜひ楼門の干支を見るのがいいだろう。
やっとこさ、次回、武雄市図書館をレポートします。
▲武雄の郵便局前のポストに、ミニチュア楼門を発見!?