めっっっっっさ痒い
僕には社会人になって以来継続的に行っている趣味がいくつかある。
その一つに、皇居ランがある。
皇居の近くに住んでいるから、会社から帰りスポーツウェアに着替えて、家から皇居へ走り、そのまま一周5キロのランニングをしている。
▲ラグビーW杯の期間の丸の内
週に1回しかやれていないけれど、一介のサラリーマンにとってはとてもいい運動で、汗を流せる貴重な機会となっている。
そして、僕はこのランニングをする習慣がとてつもなく好きなのである。
しかし、季節は秋になり、本格的に寒くなってくると、走りたくてももう走ることができなくなってしまう。
というのも、ある一定の距離を走ると、体が猛烈に痒くなるからだ。
その痒さを表現するなれば、死にたくなる痒さである。
大袈裟ではない。
この、冬にランニングすると痒くなる現象(というか症状)の真相に迫っていきたい。
具体的な発症条件
この寒空走痒病(ひとまず、命名することで、この得体の知れない何かに近づくことを試みたい。「サムゾラランニングカユイビョウ」と読まれたい。)の具体的な発症条件を書きたい。
あくまで、僕個人の発症条件であり、個人差があるということについては留意してもらいたい。
発症するのは、10月〜4月くらいである。
秋から春にかけて、気温が低い時期のことである。
いつも僕は仕事終わりにランニングをする。時間帯は夜であり、日中よりグッと気温が下がった頃である。
1kmを5分弱ほどのペースで走り、約1.8km走ったところで、まずは頭皮が痒くなる(ちなみに、ほとんど毎回、この1.8kmくらい走ったところで痒くなる)。
走り始めて10分程度経った頃だ。
それまでは、なんともないのに、突然頭皮がピリピリしだす。そして、胸、首、背中、腕と順々に痒みが伝播して、耐えられなくなる。頭皮がピリピリし出してから数十秒の出来事である。
もう、触らないではいられない状態となり、まずは手で痒い部分を触るが、全く効果はなく、もう死にたくなる。
繰り返すが、この「死にたくなる」という表現は大袈裟ではない。
この時、皮膚に赤い斑紋等が現れることはない。さらに、まだ汗もかいていないのである。
寒空走痒病の原因
こうなると、痒すぎる苦しさと、精神的なストレスで走ることができなくなる。
ちなみに今日もそうだった。
それでも、僕以外に皇居ランをしている人は多くいて、彼らは普通に走っている。この寒空走痒病は全員を襲う症状ではないことは確からしい。
さて、この症状について「ランニング 痒い」という検索ワードで調べてみると、いくつかの説明を見つけることが出来る。
①毛細血管へ発生する血流を原因とする説
まずは、こちらの記事。
この記事の中では、まさに寒空走痒病の症状が書かれている。その原因を運動により普段休眠している毛細血管に血液が流れ込むためとしている。
最初に異変を感じたのは肌です。走り出してまもなく、1区画も行かないうちから、胸のあたりがかゆくなりはじめました。Tシャツの中におがくずを入れられたような感じです。Magness氏によれば、そんなふうにかゆくなるのは、普段は使われていない皮膚の毛細血管に血液が流れ込んだためだそうです。ランニングを日課としていない人の場合、そういった毛細血管は休眠状態にあり、珍しく血液が流れ込むと膨張します。そのため、付近の神経終末が刺激を受け、かゆいという感覚が脳に伝わるというわけです。
これは、確かに一理ある。
痒みとは、まさに体の内側から発せられる感覚であるから、毛細血管の作用なのかも知れない。
しかし、この記事には、残念なことに解決策は何も記されていない。
幸い、こうした症状はどれもごく自然なものです。はじめはちょっと不快に感じますが、時間とともに解消されるので、安心してください。
時間と共に解消される…。
地獄を乗り越えろ、ということなのだろう。僕には無理だ。
解決策の投げやり感は置いておいても、この記事で書かれている原因について、一つだけ症状の説明が付けられない点がある。
それは、「なぜ寒い季節だけ痒くなるのか」ということだ。
この記事で書いているのは、走痒病(ランニング カユイビョウ)の説明でしかないのだ。
②皮膚の乾燥説
以下のサイトでは、血流の関係に加えて、皮膚の乾燥が原因であると書かれている。
これは、まさに秋から春にかけて発症する理由になる。
肌を乾燥させない入浴方法などが書いてあるものの、一人暮らしでは湯船に浸かることが習慣でないからなあ。
③コリン性蕁麻疹
まさかのコリン星…。ではなく、蕁麻疹の一種であるコリン性蕁麻疹説が以下のサイトで書かれている。
ただし、これは発汗することが原因とあり、僕の場合は発汗する前に痒くなるから違うのだろう。
④寒冷蕁麻疹
寒冷蕁麻疹の可能性もあるようだ。
外部からの寒さ・冷たさ、熱さ・温かさの刺激によって生じる蕁麻疹をそれぞれ「寒冷蕁麻疹」、「温熱蕁麻疹」と言います。
まとめ
ということで、寒空走痒病の原因は、主に以下のものが考えられる。
・運動不足による、普段使われていない毛細血管への血流発生
・皮膚の乾燥
・寒冷蕁麻疹
ということで、「何も解決になっていないじゃないかー」という声が聞こえてくるが、その通り。
この皮膚の病は、少なくともネット上には答えを求めることはできない。
僕がこの記事を書いたのは、この病について情報を提供すること、議論を盛り上げたい(あわよくば、教えて分かる人ー)と思っただけなのだ。
さて、長文になったが、この記事を書いている際中の最大の発見は以下のブログだ。
正直、怖いくらい僕の症状と似ているし、書いている記事の内容も似ている。
これを見てから、この記事を書こうとしたわけではないから、正直びっくりした。
走り始めて1.8km付近で決まったように痒みがでるのだ。
つってもまだ2回しかやってないから、「決まったように」って言うほどでもないが・・・。
まぁ1.8kmつうと、今のペースだと、走り始めてから12分ほどだろうか。
その付近であまりのかゆさに歩きに切り替える。
どんな痒さかって、もうただひたすらかゆい。
「痒いぐらい我慢して走りなさいよw」 ・・・なんて言われそうだが。
あのまま走り続けたら・・・ おそらく僕は気が狂って死にますw かゆすぎでねw
いや、全然大げさじゃなくて、素で死ねると思う。
走り始めてから、痒みが発生するまでの距離や、死ぬほどの痒さなどシンクロ率がすごい。
頼む、皮膚科の人、解決してくれ。