ゆるろぐ -Urbanisme Log-

ゆるろぐ -Urbanisme Log-

都市生活屋のブログ

建築、都市

一級建築士(学科)を独学で合格した記録

2020年と言えば、やはり「コロナ」に尽きる。 東京オリンピックが延期となり、その他様々なイベントが続々と中止された。 自分の予定が狂ってしまった人も多くいたのではないだろうか。 そんな中、個人的なチャレンジとして、一級建築士試験を受けた。 学科…

宅建士登録実務講習レビュー

おじいちゃん先生に魅せられて 昨日今日の2日間、日本ビジネス法研究所の宅建士登録実務講習を受けてきた。 受講を終えて、日本ビジネス法研究所にして、正解だったかもしれないと思っている。 きっと人生において、振り返る必要のない2日間だったけど、せ…

イギリスろぐ11 〜モビリティを駆使して大回りロンドン〜

「ねえ、ロンドン、1日でどれくらい回れるの?」 悠久の時を超えて、イギリスろぐを再開する! urlog.hatenablog.jp せっかく自分でブログを書くので、自分が旅行者だった時に欲しい情報を書くべきだろう。 ということで、「ねえ、ロンドン、1日でどれくら…

6時間で巡る武雄温泉5 〜武雄神社の巨大な大楠編〜

もう元の世界には戻れないんじゃないか 武雄市図書館を後にして最後にやってきたのは、隣にある武雄神社。 ルートを忘れた方は、下の記事を。 urlog.hatenablog.jp ▲武雄神社入り口 ▲入り口の池には、夏の雲が映る 中には、いくつか見所があるので、順に紹介…

6時間で巡る武雄温泉4 〜「武雄」のかたち〜

御船山の山並みと図書館の屋根の形が非常にマッチしている 武雄温泉楼門から歩くこと15分。せっかく温泉で汗を流したものの、再びじわっと汗をかいて、武雄市図書館に到着した。 それでは、武雄市図書館と武雄市こども図書館を紹介しよう。 御船山の山並みと…

6時間で巡る武雄温泉3 〜干支で繋がる東京駅と武雄温泉編〜

東京駅に描かれていない4つの干支はどこにいるか 前回、紹介した武雄温泉楼門で区切られた敷地内には、資料館だけでなく、もちろん温泉もある。 ▲元湯、蓬莱湯の建物 日帰りで入ることができる大衆浴場は全部で3つある。 元湯、蓬莱湯、鷺乃湯の3つだ。 …

6時間で巡る武雄温泉2 〜辰野金吾の建築編〜

辰野金吾の建築の一部になることができる非常に稀有な体験 意外と見所の多かった武雄市役所を後にして、炎天下の中温泉を目指す。 (↓前回の記事) urlog.hatenablog.jp ▲市役所について、書きすぎて忘れてしまった方のために、ルートを再掲。 辰野金吾の建…

6時間で巡る武雄温泉1 〜武雄市役所編〜

まさに市民のための公共施設 出張のある仕事がいいのは、出張のついでに観光することができるところだ。 佐賀県武雄市、予想以上によかったので、記録することにする。 皆さんは武雄市って聞いたことあるだろうか。 僕は、数年前に美しい図書館が有名になっ…

イギリスろぐ10 〜テートモダンに圧倒されて〜

子供の頃、自宅のトイレに敷いてあったカーペットの毛並みを手でいじって色が変わることが面白くてよくいじくり回していたことを思い出した。 イギリス4日目は、再びロンドン観光。 ただこの日は、一昨日のロンドン観光と違って、モビリティを使い尽くした。…

イギリスろぐ3 〜建築、都市好きが回るロンドン〜

the London観光 ロンドン1日目はthe London観光をすることになった。 ロンドンといえば公共交通だが、この日は公共交通をほとんど使わずに歩いて回った。ルートを思い出してマッピングすると、こんな感じ。 ▲赤色が歩き、黒点線が地下鉄。めちゃくちゃ歩い…

道東ろぐ7 〜毛綱毅曠のまち、釧路〜

半世紀も経てば、土器とスマートフォンは同じガラスケースの中に展示されていても、まったく不思議じゃないだろう。 バスセンターから歩き出すと、雨はだいぶ弱くなっていた。 日本の端っこまで来てしまったことを、交番を見て知る。 なんと、ロシア語の表記…

道東ろぐ4 〜永遠の水平都市、札幌〜

それは、どこかニューヨークと似ている。 想定よりも、早い電車で真駒内を出ることができた。 空港に戻るまでにまだ時間があるので、札幌散策をすることに。 ということで、「札幌 建築」でググる。 「都市名 建築」と検索するだけで、たいていは有名建築リ…

道東ろぐ3 〜五輪の遺産都市!?真駒内〜

初めての土地だからこそ、移動の中でまちを体感する 墓参バスに乗って、真駒内駅に戻った。 「北海道 建築」でググると、真駒内の有名建築として、頭大仏以外にもう一つヒットした。 それは、六花亭真駒内六花亭ホール店である。 場所は、真駒内駅から約1km…

道東ろぐ2 〜尻を隠して頭隠さず大仏さまin札幌〜

台風21号が迫る中、無事に飛行機は羽田を飛んで、経由地の新千歳空港に到着した。 ここから、釧路への飛行機に乗り換える。釧路への飛行機は夕方発であり時間があったから、ぼくは札幌市内を観光することにした。 大地震が襲う2日前の出来事である。 個人…

ゆるろぐ1 〜首都高という名のゴジラ〜

ぼくのスマホは、首都高の写真で埋め尽くされる ぼくたちが生活する都市について、何かものを言いたくなった。 ブログの名前を体現するような立派な論考ではなく、自分の書きたいように都市を語ろうと思う。 東京の中心は空洞"Void"であるとよく言われる。 …

インドろぐ13 〜パスポート紛失!?バラナシのゲストハウスにて発覚〜

とりあえず、寝よう! ゲストハウスに入ると、日本人の女性の方が迎えてくれた。 と、物語を進める前に、今回本当にお世話になったゲストハウスを紹介したい。 バラナシのゲストハウスで、最も勧めたい最高のゲストハウス、 その名も、「ルドラゲストハウス…

インドろぐ11 〜嘔吐と下痢と高熱と、決死の夜行列車〜

いつも凄まじいスピードで進む時間も、この時ばかりはゆっくり進んだ。 出発してすぐに横になった僕は数分も経たないうちに眠りについた。 が、真夜中に目が冷めた。 普段は夜中に目を覚ますことはない。 起きた時に3つの点に気付いた。 1点目は、列車がと…

インドろぐ9 〜チャンディーガルの観光では、バスを利用しなさい〜

ワンワン、バウバウ、ワオンワオン。 セクター17から、ガンディー・バワンのあるパンジャーブ大学/Panjab Universityは、とても遠かった。 セクターの大きさは、1200m x 800mである。 そうすると、セクター17からガンディー・バワンまでは約5kmほどもある。…

インドろぐ7 〜チャンディーガルの光と影〜

天窓から自然光が入射して、斜めに影を落とす。 キャピトルコンプレックスの見学を終えたので、近くにあるネック・チャンド・ロック・ガーデン/Nek Chand Rock Gardenを観に行くことにした。 Welcome | Nek Chand Foundation ↑入り口のモニュメント ロック…

インドろぐ6 〜チャンディーガルのコルビュジェ、コルビュジエ、コルビジェ〜

セクター43が今ごろ豪雨だろう。 ゴロゴロ、ダダダダ うるさくて目が覚めた。 外を見ると、濃い灰色の重たい雲の間から、オレンジ色の筋が差している。 強めの雨が、短時間降っては止み、降っては止みを繰り返す。 それでも遠くでは日が差している。なんとも…

2018年プリツカー賞:インド人建築家DOSHI 〜スイス人のおばあさんに教えてもらった〜

インド、チャンディーガルで教えてもらったDoshiという建築家が、今朝プリツカー賞を受賞したことを知った。