ゆるろぐ -Urbanisme Log-

建築、都市を学び、生業とするわたしのことだま。

道東ろぐ8 〜息を飲む、阿寒湖の美しさに〜

暗い水面と暗い山並み、そこに暗くなる空が溶け込む。 バスに揺られて2時間。 ほとんどの時間は草原の中を快走していたように思う。 遠くの山にかかる雲は、東京で見る雲よりも軽々しく見えた。 ↑こんな景色がずっと続く。 なんの変哲も無いバスだが、座席の…

道東ろぐ7 〜毛綱毅曠のまち、釧路〜

半世紀も経てば、土器とスマートフォンは同じガラスケースの中に展示されていても、まったく不思議じゃないだろう。 バスセンターから歩き出すと、雨はだいぶ弱くなっていた。 日本の端っこまで来てしまったことを、交番を見て知る。 なんと、ロシア語の表記…

道東ろぐ6 〜運休の嵐〜

信号の赤と緑と、シマシマの道路は奇妙に映った。 急に目が覚める。 相変わらず、バスの車内にぼくはいる。 びっちりと閉まったカーテンをかき分けて、やっとの思いでできた小さな隙間から外の光が入る。窓の外には、灰色の世界が広がっていた。 なんともい…

道東ろぐ5 〜嵐の夜に、刺青のおじさんと風呂に入る〜

なんだか遠いところまで来たなあと改めて思う。 飛行機が欠航になると、ゲートで待っていた客は一度集められ、係員に誘導されて到着ロビーへと一列で向かうことになる。 ちょうど今朝見た到着ロビーの風景をまた見ることとなるとは。 空いているベンチに座り…

道東ろぐ4 〜永遠の水平都市、札幌〜

それは、どこかニューヨークと似ている。 想定よりも、早い電車で真駒内を出ることができた。 空港に戻るまでにまだ時間があるので、札幌散策をすることに。 ということで、「札幌 建築」でググる。 「都市名 建築」と検索するだけで、たいていは有名建築リ…

道東ろぐ3 〜五輪の遺産都市!?真駒内〜

初めての土地だからこそ、移動の中でまちを体感する 墓参バスに乗って、真駒内駅に戻った。 「北海道 建築」でググると、真駒内の有名建築として、頭大仏以外にもう一つヒットした。 それは、六花亭真駒内六花亭ホール店である。 場所は、真駒内駅から約1km…

道東ろぐ2 〜尻を隠して頭隠さず大仏さまin札幌〜

台風21号が迫る中、無事に飛行機は羽田を飛んで、経由地の新千歳空港に到着した。 ここから、釧路への飛行機に乗り換える。釧路への飛行機は夕方発であり時間があったから、ぼくは札幌市内を観光することにした。 大地震が襲う2日前の出来事である。 個人…

道東ろぐ1 〜旅の始まりはいつも急だ〜 ​

「最悪」の始まり、だったのかもしれない。 旅の始まりはいつも急だ。 会社の制度で支給される夏期休暇。 土日を挟んでできるだけ長く旅に出れるように日程をおさえた。 約1週間の夏休みである。 ぼくは、どちらかというと、いや、かなり夏という季節が好き…

道東ろぐ0 〜今朝ぼくは、阿寒湖にいた〜 ​

夢だと思っていたあれは、夢じゃなかった。 「道東」 この文字が何を表すか知っている人はいるだろうか。 北海道の東の地域を「道東」と呼ぶ。 北海道と聞けば誰しも、ちょうど今朝、千歳を襲った大地震のことをすぐに思い浮かべるだろう。震源の近くであっ…

インドろぐ【あの腹は今】 〜インドから帰って1ヶ月以上経つけど、お腹は治らない〜

かたじけない。 投稿がご無沙汰となってしまった。 かたじけない。 インドろぐが書き終わり、次にどういう記事を書こうかと頭の中で考えているところだ。 このインドろぐだが、相変わらずこのブログを訪れてくれる読者の方がいるようで、本当にありがたい。 …

インドろぐ【パスポート紛失編まとめ】 〜インドでパスポートを失くしたら、やるべきこと。〜

【まとめ】パスポートを紛失してから帰るまで 僕はインド滞在4日目にして、パスポートを紛失した。 夜行列車での出来事だった。 実際の旅行記は、以下の記事を読んでほしい。 urlog.hatenablog.jp ここでは、インドでパスポートを紛失、盗難されてしまった人…

インドろぐ25【最終回】 〜パスポート紛失ろぐ8、無事に日本へ帰国〜

当たり前がこんなにも幸せに感じることはそうそうない。 帰りの飛行機は、3列の真ん中。 下痢と吐き気を抱えた僕は、トイレに行きにくいので心配だったが、これを耐えれば日本の空気を吸えるということだけでいけそうな気がしていた。 機内食は、残念ながら…

インドろぐ24 〜パスポート紛失ろぐ7、ニューデリーの空港はフライト5時間前からしか入れない〜

ドキドキの出国劇 帰国するための全ての用意が整った。 あとは空港に行くだけだが、フライト時間は今日の夜。 今は昼過ぎなので、まだまだ時間がある。 さらに、ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港は入場制限があり、フライト5時間前からしか入…

インドろぐ23 〜パスポート紛失ろぐ6、カレーの匂いに気が滅入るインド最終日、出国許可証をゲット〜

how are you? -I'm OK. ホテルに帰って、まずはヤクルトを3本飲んだ。 子供の頃、おばあちゃんの家に遊びに行った時に飲んだ味を、インドで味わえるなんて。 精神的な回復は大きい。 ホテルの部屋には、冷蔵庫が付いていないので、ヨーグルトを食べないとい…

インドろぐ22 〜インド、ニューデリーのコンビニに行ってきた〜

吐き気と気だるさがすごい。 FRROの手続きを無事に終えたが、まっすぐ帰るか迷っていた。今日の朝、ホテルで休んでいるときに、ふと、コンビニに行きたいと思った。 もしコンビニがあれば、食料と飲み物を適正な値段で買うことができる。 価格交渉せずに、涼…

インドろぐ21 〜パスポート紛失ろぐ5、FRROのスマートなお兄さん〜

明日の飛行機の時間には絶対間に合うから安心しな。 大使館を出発して10分しないくらいで、FRROに到着。 FRROでは、オンラインで作成する資料が新たに必要であり、それを作成する必要がある。 FRROの受付でも作ってくれるらしいが、順番待ちなどで時間がかか…

インドろぐ20 〜パスポート紛失ろぐ4、日本大使館で帰国のための渡航書の発行〜

ありがとう、sky view hostel 証明写真を手に入れて、駅へ向かう。 日本大使館は絶妙に行きにくい場所にある。 ニューデリー駅から南南西に7kmくらいの距離にあるチャナキャブリ/Chanakyapuri地区にある。 地下鉄と徒歩で向かうか、タクシーやオートリキシ…

インドろぐ19 〜パスポート紛失ろぐ3、インドの証明写真、64の懐かしさとphotoshopのすごさ〜

ふーーーーーーーっ ニューデリー駅に着いて、まずはホテルへ向かった。 ホテルは昨日バラナシにいる間に予約した。 通常の予定では、今日の16時の便で帰る予定だったが、正直無理そうだ。 渡航書の発行など諸々の手続きは最短でも1日かかるとネットの記事…

インドろぐ18 〜哀しいかな、もうインドの匂いだけで吐き気がする〜

あちゃー デリーへ帰る夜行列車は一階席、そして進行方向向きの席だった。 運がいい。 早速、ベッドメイキングをして、バックパックを南京錠で固定する。 最初のうちは、座った状態で過ごす。 せっかく購入したバナナを食べようかと思ったが、それでまたお腹…

インドろぐ17 〜パスポート紛失ろぐ2、ポリスレポートは1個で大丈夫〜

Facebookを交換してほしい。 午後になって、再びポリスレポート(追跡証明書)をもらいに警察へ行く。 昨日一緒に行ってくれた青年と一緒に、昨日と同じように警察へ向かった。 昨日と同じ部屋に通され、青年が警察に事情を話す。 ゲストハウスのオーナーさ…

インドろぐ16 〜早朝のガンガーで仰ぐ日の出〜

バラナシの空の色は。 プージャに感動した夜の翌朝、早くに目が覚めた。 朝5:30くらいだった。 今日が2泊3日のバラナシ最終日だから、早朝のガンガーを散歩したいと思っていた。 着替えと準備を済ませ、部屋を出ると、オーナーの方がいて、散歩に行ってく…

インドろぐ15 〜ガンジス川のプージャを見て涙がこぼれた夜〜

僕は、まぎれもなく、今、インドにいる。 シャワーを浴びて、少し休憩した後、外へ出ようと思った。 というのも、ゲストハウスのオーナーさんに、「せっかく来たなら夜のプージャを少し観に行けるといいね」と声をかけてもらったからだ。 その時、プージャが…

インドろぐ14 〜パスポート紛失ろぐ1、インドの警察はじぇんじぇん働きません〜

頼む、インドの警察。 午後になって目が覚めた。 熱はだいたい引いていた。 体調も昨日よりは断然良くなった。 パスポートを紛失したらどうすればいいか、をインターネットで調べた。 インドでパスポートを失くしたことのある人のブログは非常に参考になった…

インドろぐ12 〜インドの鉄道はやっぱりすんごい遅れる〜

ガタンゴトン、ガタンゴトン。 目を覚ましても、そこは狭いトイレである。 電車は結構早いスピードで走っているようだ。 壁についた濁ったガラス板が、光っては影を落とすリズムからそんなことが分かる。 夜が明けていた。 スマホで時間を確認すると、午前6…

インドろぐ10 〜インドの特急列車は、あなたが思うよりたくさん、食事が出てくるよ〜

配膳の男は、天使か悪魔か……。 さて、10分遅れでやってきた列車に乗り込む。 帰りの列車の席は、CCクラス。 これは、次のブログによれば、短い区間の高級クラスの席であるらしい(今しがた調べて分かった)。 freestyle-traveler.com 行きは5時間だったが、…

インドろぐ9 〜チャンディーガルの観光では、バスを利用しなさい〜

ワンワン、バウバウ、ワオンワオン。 セクター17から、ガンディー・バワンのあるパンジャーブ大学/Panjab Universityは、とても遠かった。 セクターの大きさは、1200m x 800mである。 そうすると、セクター17からガンディー・バワンまでは約5kmほどもある。…

インドろぐ8 〜日本人はアジアの屋台で飯を食って大丈夫なのか〜

裏で食ってけ! 僕は、幸運にもローズ祭なるものが開催している期間にチャンディーガルを訪れた。 何を祝っている祭りなのかは定かではないが、入場する。 ↑観覧車やジェットコースターも会場内にあるみたいだ。 入り口では、荷物チェックのゲートがある。 …

インドろぐ7 〜チャンディーガルの光と影〜

天窓から自然光が入射して、斜めに影を落とす。 キャピトルコンプレックスの見学を終えたので、近くにあるネック・チャンド・ロック・ガーデン/Nek Chand Rock Gardenを観に行くことにした。 Welcome | Nek Chand Foundation ↑入り口のモニュメント ロック…

インドろぐ6 〜チャンディーガルのコルビュジェ、コルビュジエ、コルビジェ〜

セクター43が今ごろ豪雨だろう。 ゴロゴロ、ダダダダ うるさくて目が覚めた。 外を見ると、濃い灰色の重たい雲の間から、オレンジ色の筋が差している。 強めの雨が、短時間降っては止み、降っては止みを繰り返す。 それでも遠くでは日が差している。なんとも…

インドろぐ5 〜ニューデリーからチャンディーガルへ電車でGO〜

チャイー、チャイー、チャイー、チャイガラン、チャイガラン 現在時間は、午前11時30分。 チケットを買うのに、結構時間がかかった。 しかし、今回の旅程で使うすべてのチケットを手に入れることができた。 今回買ったチケットの内容は、以下である。 2/23 …