ゆるろぐ -Urbanisme Log-

建築、都市を学び、生業とするわたしのことだま。

道東ろぐ11 〜雄阿寒岳登山!?〜

大騒ぎしているのは人間だけのようだ。 

 

正直、もうどしようもなかった。

これからのスケジュールなんて立てようがない。

ただただ、夏休みを無駄にする、という事実だけが決定していた。

 

せっかくの長期休暇。

せっかくの北海道。

ああ、このまま終わるのか、ぼくの夏休み

 

そう思うと、もう開き直るしかない。

地震で動けないならば、一度は去ると決めていた阿寒湖にもう一度向き直ろう。阿寒湖を堪能しよう。

 

インドの時と同様にぼくは旅先では欲張りになるみたいだ。

 

せっかく一日以上時間があるので、時間がないと観光できないところへ行こうと思った。

阿寒岳登山」が頭に浮かぶ。

阿寒岳の場所を調べる。登山ルートを調べると、雄阿寒岳であれば一日かけて登って降りてこられることがわかった。

www.momonayama.net

 

この時の僕は正気だったけど、今思えば正気じゃない。山をなめている。

 

ひとまず、コンビニへ食料と飲み物を確保することにした。

セブンイレブンによると、電気はもちろん付いていない。

陳列棚からは商品が消えていた。

 

▲冷蔵コーナーには、ビニールのカーテンがかけられていた。

 

これらの商品も、一日経てば腐ってしまうのだろうか。

人間は電気なしでは生きられないなあと思う。

 

水やパンを購入して、いざ出発することとした。

阿寒湖温泉街から雄阿寒岳の登山口までは3km離れているので、仕方なく徒歩で向かう。

街を出れば、そこには道路しかない。

 

▲どこまでも続く道。

 

それでも一度街を出てしまえば、震災が起きたことなんて忘れさせてくれる。それくらい人工物が少ない。

 

炎天下のなか、歩く。

途中から携帯の電波が切れてしまう。

街から離れたからなのか。

 

大自然の中を歩いていると、普段は走っていない車がビュンビュン通り過ぎる。

 

自衛隊の車だ。

僕が来た方向に何台もすれ違う。

とんでもないことが起こっていることを思い出させてくれる。

 

▲40分ほど歩いてやっと登山口にたどり着く。

 

 

やはり大自然に変わりはない 。

昨日と同じように今日を生きている。

大騒ぎしているのは人間だけのようだ。

 

登山口には、入山届けを入れる箱と、熊出没注意の看板がある。

熊が出るなんて、想定してもなかった。

というかそもそも地震が起きたのだから、登山なんてするもんじゃない。

急に強くなったけど、ここまで来たし、登頂しなくても少し入ってみたいという気持ちになった。

▲注意!の看板。

 

▲登山口からの光景。もう危険なにおいプンプン。

▲なにが起こったのか、大自然

 

やはり怖くて前に進む勇気が出ず、入口あたりで30分ほど悩んだ。

でもやぱり戻ってもすることないので、次郎池という湖まで行くこと決めて青年は雄阿寒岳に入っていった。

▲登山口付近で見つけた靴底と思われるもの。この山でいったいなにが起きたのか。

 

※震災が起きた中、被災情報もしっかり把握せずに登山なんてすることは絶対にやめましょう。