ゆるろぐ -Urbanisme Log-

建築、都市を学び、生業とするわたしのことだま。

インドろぐ4 〜よく喋るオートリキシャーは信じるな〜

俺の妹は、今日本に留学して勉強しているんだ。

↑デリー空港の安全ゾーンの外の様子(午前6時頃)

 

空港は、ニューデリー駅やコンノートプレイスがある市内中心部から少し離れているので、デリーで旅をスタートする者はまず中心部へ向かう必要がある。

 

デリー空港からはメトロ(地下鉄)でニューデリー駅まで行くことができる。

そして、それが最も安全な移動方法なのだ。

それは、空港を出た瞬間に実感した。

 

空港を出ると、早速インド人のおじさんが群がってくる。

オートリキシャーやタクシーの運転手であろう。

そして彼らは非常にしつこい。

「そっちじゃないぞ」「メトロより安く行けるぞ」

など、あらぬことを言ってくる。

 

デリー空港から、タクシーに乗って、行き先とは違うところに連れて行かれて、ぼったくり料金の高額なツアーを申しこまされる、というのは有名な話である。

 

タクシーを使うのであれば、プリペイドタクシーを使うようにと、ガイドブックには書いてあるが、以下のブログでは、プリペイドタクシーも注意が必要とのこと。

ssmaru.blogspot.jp

 

このことは予習済みなので、群がるおっちゃんは全て無視して、メトロの入り口を目指す。メトロの入り口は、結構わかりやすい。

 

入り口を入り、エスカレーターを一つ降りると、左手に券売所があるが、なぜか人はいない。

 

どうすればいいのか、と考えようとするも考えるのは無駄。ここはインドである。前へ進めばいい。

 

無人の券売所を無視して、もう一つエスカレーターを降りる。

 

降りると、荷物検査があるので荷物を通して、さらに進んでいくと、券売所がある。

そして、人がいる!

ここで、ニューデリーまでのチケットを購入する。

↑ホームはかなり綺麗

 

少し待つと、綺麗な地下鉄が来たので、乗りこむ。

 

20分ほどでニューデリー駅に到着。

勝負はここからである!!

 

果たして、今まで何人の日本人観光客がここから騙されずに観光をスタートできたのだろうか(反語)。

 

結論から言うと、僕は騙された

 

 

僕の予定では、初日にチャンディーガル 、2日目の夜行列車でバラナシへ向かうためにれらのチケットを取りたかった。

 

そして、チケットはニューデリー駅の外国人専用チケットオフィスで購入できること、そこへたどり着くためには陸橋を渡ってメトロの駅出口とは反対側へ向かえばいいことは予習済みである。

 

なんと用意周到な人間でしょう(過信)。

 

こんな僕が騙されたんだから、インドはすごい。

 

まず駅を出て、ニューデリー駅へ向かおうとすると、ひとりのおじさんが寄ってきて、ウェルカムと言って歓迎してきた。明らかに怪しいのは言うまでもない。

「どこから来た?」

「1人か?」

「何をしたい?」

と質問攻め。

 

「はいはい、きたな」と思うと同時に、「悪いけどお前には騙されんぞ」という自信から心半分で受け答えながら駅への歩みを止めない。

この時の僕は、敗北することはないという自信と、ガイドブック通りにおじさんがやってきている感じに、笑いを堪えることができず、口元が少し笑っていた。

 

おじさんに半分注意をおきながらも、向かうべき陸橋を目指す。

すると、そのおじさん、僕が知っている陸橋ではなく、駅のホーム内の陸橋を行けば、外国人専用窓口へ着くぞと言ってくる。

 

「ありゃ、この人騙してないのか?単純に助けてくれてるんじゃないか」と心を許しそうになる日本人の青年。

 

「いや、違う。」

と思ったものの、おじさんに従って歩を進める自分がいた……。駅の建物に入り少し行ってみると、確かに階段がある。駅の向こう側に行けそうである。ただ、その前に荷物検査場がある。

 

通り過ぎようとすると、そこで待機しているおっさんに捕まる。

 

おっさん「チケットは?」

 僕  「持っていない。」

おっさん「じゃあここは通れない。」

 

この時点で僕は、、すでに、彼らの囲い網の半分くらいまで踏み入れていたんじゃないかと、今になってそう思う。

 

「何がしたい?」と聞かれる。

「線路の向こうに外国人専用チケットオフィスがあるだろう。そこに行きたいんだ。」

「チケットオフィスは今はない。鉄道のチケットを買うのだったら街中のDTTDCに行くといい。」

 

きた。DTTDC。

 

説明しよーう。

 

DTTDC【デリー観光開発公団】固有名詞

インド国内のツアーを企画、販売している正規の観光団体。ツアーを予約したい人は、ここを利用する人が多い。信頼できる団体。

 

DTTDCは、地球の歩き方にも載っているくらいで信頼できる。僕は、当時DTTDCについて全然知識がなくて、確かに鉄道チケットも買えそうだな、くらいの認識でいた。だからこそ、おっさんがDTTDCの名前を出してきた時は、知っている名前で安心したし、だからこそ、おっさんに対する警戒心が少し緩まった。

すると、おっさん、「観光客は土地勘がないから歩いていくのでなくて、タクシーかオートリキシャーで行った方がいい。」と言ってくる。

 

そして、なぜか、オートリキシャーを案内すると言い出して、俺を駅から出し、オートリキシャーの集まる場所に連れて行く。

 

そこで、「20ルピーで連れてってもらえる。」と言うのだ。

 

「おっさん、荷物検査の仕事はどうしたんだよ。持ち場を離れていいのかよ。」

 

思わず、聞いたが、なんかごまかされる。

 

怪しさと正しさの間で僕はもがく。おっさんを信じたいけど、なんか怪しい。

 

そして、おっさんはさらに説明してくる。僕を信頼させたいために。それは、もう何度となく説明してきた言葉なのだろう。百戦錬磨のおっさんは、俺の中の信頼の炎にどんどんと薪を投げ込むように続ける。

 

「いいか。インドには2種類のオートリキシャーがある。政府公認のものとそうでないものだ。政府公認のものは、車体にこう書いてある。」

 

そう言って、車体に貼られたステッカーに書いてあるアルファベット3文字を見せつける。申し訳ないが、写真を撮り忘れたし、その3文字を覚えていない。

 

ふむ。

 

いや、怪しすぎるおっさん。

 

僕のセンサーはまだ正常に作動していた。

 

ありがとう。と言って、足早にその場を去る。

 

後ろから、おっさんの虚しい声が聞こえる。

 

「どこへ行くんだ、青年よ。」

 

騙される奴は、自分の目で確かめないんだ。すでに予習済みの水色の鉄橋を渡って、向こう側に行こう。僕は、それなりの海外経験があるし、幾度となく騙されてきたから、僕は騙されない(過信)。

 

そして、青い鉄橋へ。

 

ちなみに、予習動画は以下である。

www.youtube.com

 

しかし、なぜか動画と同じ入り口から陸橋には入れない。

なぜか入場制限があり、別の場所が入り口となり、多くの人がそこに列をなしていた。

しょうがないから、列を並ぶ。陸橋に上がれれば、問題ない。

荷物を検査機に通して、エスカレータを登る。

 

そして、上に待ち構えていたのは、インド人青年。

 

前を行くインド人は、何事もなく通ったから、僕も行ける。

 

そう思ったが、止められた。

 

「チケットは?」

「持ってないよ。」

 

「じゃあ、だめだ。 DTTDCに行け。」

 

こいつも同じこと言うんだなー。

 

どういうことだよ。まじで。

 

「この先にチケットオフィスがあるだろ。」

 

ちょっと強気な僕。

 

「入り口を見ろ。チケットがないとエントリーできないと書いてあるだろう。DTTDCに行け。オートリキシャーまで案内してやる。ついてこい。」

 

お前も持ち場を簡単に離れるのか。でも、何が正解なんだ……。

 

そして、先ほどと同じオートリキシャの集まる場所に連れられ、そこでオートリキシャのおっさんと交渉をしてくれた。

20ルピーで行けるとのことだ。

 

オートリキシャのおっさんも、「チケットオフィスはもうなくなって、DTTDCに移った」というようなことを言ってきた。

 

うーん。

もう陸橋を渡ることはできなそうだし、チケットオフィスも移ってしまったのかもしれない。

予習したブログは、少し前の記事だしな〜。

 

この時点で、僕の敗北である。

 

20ルピーで送ってくれるというオートリキシャーに乗り込む。

なぜか運転手以外にもう一人が助手席に乗り込む。

 

 

「祭りが近いから、混み合っている。」

 

そう、3/2,3のホーリー祭という祭りがインドでは行われる。

ホーリー祭は、世界一危険な祭りと言われるヒンドゥー教の祭りである。

その日に限って、カーストは関係なくなるらしい。

 

そんなことは頭に入っていなかった。祭りの1週間前なのか。

 

DTTDCへの道すがら、ものすごい話しかけてくる助手席の男。

 

「俺の妹は、今日本に留学して勉強しているんだ。」

 

この時は、別に信じない理由もないから、相槌を打って話を聞いていた。

 

困ったことに、Wi-Fiに繋がっていないから、googlemapの位置情報が機能しない。自分がどこを走っているか全くわからない。できるだけ、風景や道の曲がり方などを観察して、騙されないように備える。

 

15分くらい走ると、DTTDCに着く。

 

非常に小さい建物。扉には大きくDTTDCの文字がある。

 

「いや、明らかに怪しいだろ。」

 

オートリキシャで、デリーの風に当たったせいか、僕のセンサーは回復し、正常に機能しているみたいだ。

 

でも、目の前に止まったから、入らないわけにはいかない。

20ルピーを支払い、中に入る。

 

2階へ行けと言われる。

 

内装は真っ白い石材。高級な感じはしたが、明らかに人がいないし、なんか怪しい。

2階への階段を途中まで登り、奥の部屋を覗くも、やはり怪しい。

階段を降り、店を出る。

 

オートリキシャーの男と目があう。

 

僕はそのままその場を離れる。

 

とりあえず逃げれた。

 

そして、今どこにいるかを知りたいから、向こうから歩いてきたおじさんに話を聞くと、場所を教えてもらう。やはり地図に載っているDTTDCとは違う場所に来ている。

おじさんも親切にそのことを教えてくれ、よく気付いたねと僕を褒めてくれた。

本物のDTTDCの方向を教えてくれ、そこらへんで止まっているオートリキシャーに声をかけてくれた、こいつを乗せていけと。

 

ただ場所が場所なので、DTTDCではなく、政府の観光団体の施設が近く、そこでもチケットを買えると言われたので、そっちに行くことになった(実際は買えません)。

オートリキシャーは進む。

 

結構近いはずが、ずいぶんと時間がかかる。

 

途中、停車してバナナをおごってくれた。

 

でも、ずいぶん喋るなこのオートリキシャーの男。

 

時折、携帯を取り出し、電話もする。

 

うそだろうそだろ。。。。

 

そして、Janpathという場所に連れてこられた。一応目的地のはずだが、なぜか、細い路地に入り停車する。小さな建物の前だ。扉には、DTTDCかJANPATHの文字が大きくあったきがする。

 

「ここじゃないだろ!!」

運転手に抗議する。

「プリーズ、プリーズ!!!」

なぜか、僕は悲しい表情を浮かべ、プリーズと連呼していた。

お前も僕を騙すのか……。

 

無理やり中に入らされる。

明らかに小さい。

さっきの道であったおじさんは、もっと立派で、門にはガンジーの文字が書いてあるとか言っていた。全然違うではないか。なんども運転手に抗議する。

 

すると、受付の人が、一番奥にジャパニーズがいると言って、建物の奥を指差す。

 

うそだろ。と思いながら、一番奥に進むと、日本人の青年がいた。

多分僕より年下の学生であろう。

交渉中であった。

 

「これ絶対騙されてますよ。おかしくないですか?」

僕の第一声だ。

 

「うーん。怪しいんですけど、なんか公認の証明書をさっき見せられたんですよ。あと、祭りが近いから、電車が混んでいるらしくて、今ツアーを組んでもらったところです。怪しいですかね。僕も分かりません。」

 

そんなことを答える彼。

「えー。どうなんだろう。すみません、惑わせてしまったら申し訳ないですが、怪しいですよ、ここ。オフィス小さくないですか。」

 

僕はもう怪しいスイッチが入っていたから、証明書ごときじゃ動かない。

 

インド人スタッフは、日本語が少し喋れるみたいで、

「小さくないよ。失礼だな。日本からしたら小さいかもしれないが、インドじゃこれが通常サイズだよ。」

と、なんかショックを受けていた。

 

それに押されて、「ごめんなさい」と謝るも、僕は出ますと言って、建物を出た。

オートリキシャーの男に10ルピーを支払った(事前に交渉済み)。

 

足早にその場を立ち去り、メトロの駅があるので、地下に入る。

そこを通りかかる青年に今の場所を確認しようとすると、さっきのオートリキシャーの男が追いかけてきていた。地球の歩き方を強奪される。そのまま男は建物の方向へ歩くので、仕方なくついていく。

 

隙を狙って、地球の歩き方を奪おうとするも、向こうも力で対抗して全然離さない。なんなら、暴力を振るってくる勢いだ。

 

「ふざけんな。」

 

僕は、もう限界に達した。

思いっきり、取り返しにかかる。

でも、男は結構ガタイがよくて、力が強い。

僕は振り払われる。

 

「返せ。」と叫ぶ。

 

すると、僕の目の前で、デリーの地図ページをくしゃくしゃに丸め始める。

その時の僕の顔は、きっと絶望一色だっただろう。

さらに、そんな僕の顔を見て、今度はそのページを破り始める。

 

「ふざけんな。ふざけんな。ふざけんな。」

 

僕はもう泣きそうである。

 

近くに人がいたので、「HELP ME!」と叫ぶ。

 

すると、男は、返すからバナナ代を出せと言われる。

 

金を渡したら、ガイドブックを返すんだぞと念を押す。

 

バナナの値段なんて、その当時の僕は全くわからない(この後、旅を通じてバナナにはお世話になることになるなんて思いもしていない)。

 

10ルピーを差し出すと、怒る男。

 

100ルピーだと言われる。

 

そんなはずあるか。ふざけんな。でも、こちとら疲れましたわもう。100ルピーでこの戦いを終えることができるなら、喜んで差し上げよう。

 

慎重に100ルピー札を差し出す。

 

その光景はさながら、ハリウッドのアクション映画でよく見る、「俺は武器を置いた。おとなしく人質を差し出せ」という緊張のシーンのよう。

 

僕の人質は地球の歩き方だ。

 

100ルピー札を渡した瞬間に、男は人質を持つ手の力を緩める。

一気に奪う。

 

そして、急いで立ち去る。

 

もう止まらない。どこまでも歩く。

 

スターバックスを見つけ、店内に入る。

 

日本では全く入ることのないスターバックスが、異国の地では本当に安心できる場所だ。欧米人の客もいる。ここなら安全だろう。もう疲れた。

 

すでに、人を信じることはできない精神状態に陥っている。

 

一番安いコーヒーを頼むけど、やはり高い。

でも、安心料込みだからしょうがないし、さきほどバナナ1本に100ルピーを払っていたから、金銭感覚はよくわからない。

 

注文を終え、出来上がりを待っていると、後からきたインド人に話かけられる。

ごめん、おっちゃん、もう疲れたんだ。人を信じることができないんだ。

でも、おっちゃんめっちゃ話しかけてくる。大阪に行ったことがあるらしい。もう怪しいおっちゃんにしか見えない。

僕は、トラブルにあって、疲れてしまったことだけ言って、席に着く。

 

Wi-Fiを店員に聞くと、スターバックスWi-Fiがあるわけではなくて、フリーWi-Fiを使えるだけだとのこと。

つまり、電話番号が必要。また使えない。ちきしょー。

 

席に着くと、さっきのおっちゃんが隣に座っていいかと言ってくる。

断る理由もない。

 

おっちゃんはなぜか、パンを二つ頼んでいて、一つ食えって言ってくる。これは、善意なのか、後でお金を取られるのか分からないが、さっきのバナナ事件みたいなことになるのはもうごめんなので、いらないと答えた。

 

おっちゃんは、何があったかを執拗に聞いてくる。

とりあえず、今あった話をすると、大変だったなと言ってくる。

 

おっちゃんは、日本語が喋れる知り合いがいるから、電話してやる、相談してみろと言って、携帯で電話をかけ始める。

 

おいおい、待ってくれ。なんでこう僕を一人にしてくれないんだ、インドは。

 

電話を換わる。

電話の向こうからカタコトの日本語が聞こえてくる。

インド人かい!

「ナニコマテマスカ?ハナシテ」

話せるわけない。たった今、インド人に騙されたばかりだ。お前をおちおち信用する理由を教えてくれ。

 

とりあえず、日本語で、

「ごめん。今ちょっと疲れていて休んでいるだけだから、ありがとう。ごめんね。ありがとう」

と言って、携帯をおっちゃんに戻す。

 

おっちゃんは、電話の向こう側のインド人と少し話し込んでいた気がする。

電話を切るおっちゃん。

 

全部、おっちゃんのペースだ。

 

僕のペースでやらせて欲しい。いや、自分で流れを作らないと。

 

そこで、電話までしてくれたおっちゃんに、Wi-Fiをつなぎたいから電話番号を使わせてくれと頼む。すると、OKの返事。ありがとうおっちゃん。

その後、やっとWi-Fiに繋がる。

 

家族や友人に連絡を入れる。

 

その他、関係ないが、ショックな内容のメールなども確認。ただ、今の状況がショックすぎて、メールの内容のダメージは小さい。

 

ここに来てやっと、Googlemapの位置情報が機能した。

 

勝った……。

 

おっちゃんはその後、俺をDTTDCへ連れて行ってくれようとする。

僕はもうちょっと休みたいと言う。

 

店の前まで一回出て、少し道を案内すると言われ、なぜか強引に店の外へ出される。

 

そして、店の前でDTTDCの方向を教えてくれて、おっちゃんとはここで別れる。

 

おっちゃんはいいやつだったのか、それとも騙そうとするやつだったのか、今でも真相は闇の中だ。

 

店に戻ると、少し店を出たせいで、Wi-Fiが切れていた。

おっちゃん……。やられた…。

 

スターバックスに長居している理由もなくなった。

 

少ししてから、DTTDCに向かう。

歩いて5分くらいだっただろうか。

 

本物のDTTDCに到着。

非常に分かりにくい。

そして、建物は結構小さかった。

中に入ると、おばちゃんがいて、鉄道のチケットを買いたいと伝える。

すると、まさかの答えが返ってくる。

「ここでは、売っていない。」

 

僕の脳内には、ベートーベンの交響曲第5番「運命」が流れた。

 

ガガガガーン!

 

「チケットは駅に外国人専用オフィスがあるから、そこへ行け。」

 

いや、知ってるよ、おばさん。

 

そうツッコミたい気持ちを抑え、出してくれたチャイを一息で飲み、一度落ち着く。

 

おばさんは悪くない。

 

「でも、陸橋を渡れないんだ。」

「渡る必要はない。」

「???」

 

渡る必要がないだと。

 

地図を見せてもらうと、今いる地点から行くのであれば、直接西口に行けると言われた。親切に地図をもらった。

 

そうか、駅を通るという考えを捨てて、外を回って西口に行けばよかったのか。

 

つまり、こういこうことだ。

僕は、メトロでニューデリー駅の東口に着いた。そこから、外国人専用チケットオフィスがある西口にいくには、線路を越える必要があり、陸橋を渡らないといけない。

この赤い矢印の移動しかないと思っていた。

だから、陸橋を進めないとなった時に、オートリキシャーに乗り込んでしまった。

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でも、陸橋を渡れないのであれば、駅の外側から回ればいい(オレンジ色のルート)。

特に、北からであれば、意外と苦なく渡れる。

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そして、現在、駅から離れた南側にいるから、直接西口に向かって歩けばいいというのがおばさんの教えだ。

 

そして、無事に駅まで歩き、西口へ来ることができた。

 

外国人チケットオフィスは、1st floorにある。

(インドでは、地上がGround floorなので、1st floorは2階である。)

 

 

ニューデリー駅西口の様子 

 

↑やはりあった、外国人専用チケットオフィス

 

 

くたくたに疲れたが、まだ午前9時。

そうか、まだ1日は始まったばかりだ。

 

ここで、日本人の学生がいたので、買い方を教わり、無事にチケットをゲット。

ただ、2時間くらいかかった。

昼頃には人が多くなるので、早めに行くといいだろう。

 

チャンディーガルへは、14時出発の電車で、19時につく。

本当は、今日の朝一の電車で行くはずだったが、デリーの洗礼を受けてしまった自分が悪い。

 

話の種もできたことだし、これから頑張ろう。

 

青年は、電車出発までの時間を潰すため、メインバザールを散策するべく、駅を出た。