Facebookを交換してほしい。
午後になって、再びポリスレポート(追跡証明書)をもらいに警察へ行く。
昨日一緒に行ってくれた青年と一緒に、昨日と同じように警察へ向かった。
昨日と同じ部屋に通され、青年が警察に事情を話す。
ゲストハウスのオーナーさん的には、インドの警察が2度も同じようなレポートを書いてくれるとは思えないという意見だったから、あまり期待してなかった。
ただ、このトライをせずにデリーに戻って、大使館で求められたら嫌だなと思ったので、とりあえずトライする。
なんども言っているが、このポリスレポート(追跡証明書)は渡航書の発行には必要なかった。昨日もらったポリスレポート(紛失証明書)のみで事足りた。
ポリスレポート(紛失証明書)についてはこちらの記事を。
青年は警察と5分ほど話すが、やはり動いてくれる気配はない。
話し終わると、帰るように言われた。
青年はすぐに警察を出る。
僕は黙って着いていく。
帰り道で、青年にダメだったのか?と聞いてみると、ダメだったと答える。
うむ、これはしょうがない。ただトライしたから、最悪今後必要になってもこの事情を話せばいい。
ゲストハウスに戻る。
オーナーさんにもらえなかった報告をする。
オーナーさんの旦那さんのインド人の方が、昨日のポリスレポートさえあれば大丈夫と励ましてくれた。警察のサインの実効力はすごいらしい。
そして、もう一つ、渡航書の発行のためバラナシでするべきことがあった。
それは「C form」を受け取ることだ。
これも結果からいうと、必要なかった。
正確には、デリーで一泊することになったので、デリーのホテルに出してもらったから、ルドラゲストハウスのC formは必要なかった。
一応、オーナーさんに聞いてみると、C formなんじゃそりゃ?ということに。
いろいろ調べていただくことになり、僕は出発時間まで部屋で休むことにした。
出発の時間も近づいてきたので、ロビーに行く。
C formは結果的に僕が泊まった証明を印鑑とともに簡易的に書面にしていただいた。
また追加料金の支払いも済ませた。
僕が具合が悪いということで、ドミトリーではなく個室に変更して泊めていただいたが、個室の値段も安くしてくれた。
薬やバナナ、飲料水、何から何まで面倒を見てもらったのに、これだけ安くしてもらい、正直申し訳なかったが、ここはお言葉に甘えさせてもらった。
最後に記念撮影をして、ゲストハウスを出る。
2泊もした感覚は正直ない。
なぜなら、最初の1泊はほとんど寝てたから時間感覚が狂っていた。
それでも、本当にこのゲストハウスじゃなかったら、色々とやばかったと思う。
体調面もそうだし、ポリスレポートもそうだ。
最後、オーナーのあきこさんにお礼をいう時は、思わず泣きそうになって声が震えた。
「またいつか来る時は、このゲストハウスに来ます。」
この恩は一生忘れない。
ウッドリアの交差点まで向かう途中で、バナナを4本購入した。
もはや、お守りのようなものだ。
ウッドリア交差点は、やはりものすごく混んでいる。
ホーリーも近いからか、道も混んでいるらしい。
言い寄ってくるオートリキシャのおっさんと交渉を始める。
150ルピーでManduadih駅まで行ってくれることになった。
駐車場に停めてあるオートリキシャまで着いていく。
乗る直前に、インド初うんこを踏んでしまった。
道ははちゃめちゃ混んでいる。
タクシーなんか乗ったら、何時間かかるかわからない。
オートリキシャは自由に走行できるという点が勝っている。
↑帰りのオートリキシャ
↑ある道に入ると、前には大きなバス。
完全に車が止ってしまった。
10分ほど全然動かない。
よーく写真を見ていただきたい。
運転手がいないことにお気づきだろうか。
クラクションを鳴らしまくり、業を煮やした運転手は、オートリキシャを降りて渋滞の原因を見に遠くへ行ってしまった。
↑運転手さんが去っていく。
この運転手さん、この後交通整備を始める。
対向車に手を振って、どんどん通ってもらう。
やるな、このおっさん。
そして、無事渋滞は解消され、その後すぐに駅に着いた。
ただ、着いたら、200ルピーと言われる。
ふざけんなよ、おっさん。
でも、交通整備をする感じが好感度高いので、170ルピーをあげることにした。
そしたら、おっさんオートリキシャを停めて、駅まで案内してくれて、乗る号車の場所まで連れてってくれた。
親切すぎて正直まただまされるような気がしたから怖かったが、その後facebookを交換してほしいと頼まれた。
交換したら、俺の素性を突き詰めてまた騙しに来るかもしれないとか被害妄想を膨らませたが、断るのも申し訳ないので、交換することに。
今でもメッセージが頻繁に来る。
なんならメッセンジャーで電話が来る。
困ったものだ。
↑Manduadih駅
↑夜行列車に乗り込む。
↑行きよりも綺麗な電車だ。
↑今度は1階席。上段にはオーストリア人のおじさん。向かいにはインド人の男女。
夜行列車にいい思い出はない青年。
この後、また地獄のような夜行列車となるのだが、それはまた次の話に。